トピックス & インフォメーション

2016/09/15
太陽系「第9惑星」
今月のはじめ、いくつかの市内小学校の「夏休み自由研究」展を見させていただきました。ものづくりや、研究レポート等、力作が多く見られました。
そんな中、学校は異なりますが、3人の児童が太陽系・惑星モデルを製作していたのが印象に残りました。宇宙に興味、関心を持っている子どもがいるんだなと、うれしく思いました。
ぐうぜんでしょうか、9月5日、NHK・TVで ”「第9惑星」日米研究グループがすばる望遠鏡で探索へ”と報じていました。
筆者らは子どもの頃、水・金・地・火・木・土・天・海・冥と9惑星を覚えさせられました。しかし、2006年、国際天文学連合は、冥王星を準惑星に降格したため、以降、太陽系惑星は8個とされてきました。
ですから、今回の「第9惑星」は冥王星ではなく、まったく別の、海王星よりも外にある惑星ということです。
報道によれば、今年1月、アメリカのカリフォルニア工科大学のマイケル・ブラウン教授らの研究グループが、これまでに太陽系の外れで見つかっている6つの天体の軌道観測をもとに、それらに影響を与えている質量の大きな天体として9番目の惑星の存在を予言したということです。
彼らの予測では、直径が地球の2倍から4倍、質量が地球のおよそ10倍で、太陽の周りを1万年から2万年の周期で回っているということです。
そして、予測どおり実際に存在するのかどうか、この新たな惑星「第9惑星」について、日本とアメリカの共同研究グループが、ハワイにある日本の「すばる望遠鏡」を使って、探索に挑戦することになりました。
予測どおりの惑星が発見されるとよいですね。また新たな太陽系惑星の呼び名が出てくることになります。

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2016/08/09
8月の星空(ペルセウス座流星群)
梅雨が明け、暑い毎日が続いています。水蒸気が多いため、すっきりした星空はなかなかのぞめません。しかし、8月は一年の中で、流星がもっとも多く観測される時でもあると言われています。
これは、三大流星群の一つ、ペルセウス座流星群の極大を8月12日〜13日にむかえ、また、流星群に属さない他の流星も出現するからです。
夕方はまだ月が西に残っているので、沈んでしまう10時以後、北東の空を見て下さい。北極星の右側にW字型をしたカシオペア座があります。このすぐ右にペルセウス座があります。このあたりを中心として四方八方に流星が出現します。
街灯などの光の無いところで、空が開けているところを確保し、15分以上見つめてみて下さい。運がよければ、一時間に数十個の割合で流星を見ることができるでしょう。

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2016/07/15
7月下旬の夜空
 国際宇宙ステーション(ISS)を見よう!
梅雨時で星空観察には恵まれない日が多いですね。七夕の日も、田原市では天の川はよく見えませんでした。
ところで、7日にはよいニュースがありました。日本人宇宙飛行士(11人目)の大西卓哉さんが搭乗した、ロシアのソユーズ宇宙船が、カザフスタンのバイコヌール宇宙基地から打ち上げられ、そして9日には約400キロ上空の国際宇宙ステーションへのドッキングに成功しました。大西さんたちは10月までそこ滞在し、各種科学実験を実施するそうです。

国際宇宙ステーションの大きさはサッカー場ほどありますので、肉眼で見えますが、400kmも離れているので、光の点としてです。飛行機のように点滅はしていませんので区別出来ると思います。
観察可能な時刻を次にあげておきますので、ぜひチャレンジしてみてください。


  7 月 26 日
20 時 35 分ごろ南西の低い空で見え始め, 20 時 38 分ごろ 北西の頭の真上あたり( 86 °)でいちばん高くなり, 20 時 41 分ごろ北東の低空へ動き見えなくなる。

  7 月 26 日
22 時 14 分ごろ西北西の低い空で見え始め, 22 時 16 分ごろ 北北西の低い空( 16 °)でいちばん高くなり, 22 時 18 分ごろ北北東の低空へ動き見えなくなる。

7 月 28 日
20 時 25 分ごろ西南西の低い空で見え始め, 20 時 28 分ごろ 北西の中ぐらいの高さの空( 32.8 °)でいちばん高くなり, 20 時 31 分ごろ北北東の低空へ動き見えなくなる。

  7 月 29 日
19 時 32 分ごろ南西の低い空で見え始め, 19 時 35 分ごろ 北西のやや高めの空( 69.6 °)でいちばん高くなり, 19 時 38 分ごろ北東の低空へ動き見えなくなる。

  7 月 30 日
20 時 17 分ごろ西北西の低い空で見え始め, 20 時 19 分ごろ 北北西の低い空( 16.7 °)でいちばん高くなり, 20 時 21 分ごろ北北東の低空へ動き見えなくなる。

  7 月 31 日
19 時 23 分ごろ西の低い空で見え始め, 19 時 25 分ごろ 北西の低い空( 28 °)でいちばん高くなり, 19 時 28 分ごろ北北東の低空へ動き見えなくなる。

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2016/06/23
6月下旬〜7月上旬の西の空
このころ、西の空でひときわ目立つ星が、宵の明星と呼ばれる金星です。その近くのもう一つ明るい星が木星です。
7月1日には最接近します。もちろん、この前後でも大接近しますので、梅雨の晴れ間をねらって、ぜひ注目してみてください。

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2016/05/27
5月下旬の夜空
5月22日、火星がさそり座で衝(太陽→地球→火星が一直線にならぶ)となっていました。ただ、月が近くにあって、よく見えなかったのは残念でした。
5月31日には、この火星が地球に最接近します。接近(会合)の周期は2年2ケ月ですので、今年は観測のチャンスです。(来年はありません)
今後、火星の、見かけの大きさの変化やさそり座の中で位置が変化するようすを、継続して観察するとよいですね。

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2016/04/01
4月の夕空・星空
3月は天候に恵まれず、日食や黄道光の観察はうまくゆきませんでしたね。
4月になると、さすがに夜風も暖かく、星空を楽しむことができると思います。

1.水星を探そう
水星は太陽の一番近くにあるので、夕方の西空か夜明け前の東の空、しかも低い空でしか見られません。
そんなわけで、まだ水星を見たことのない人もいることでしょう。
4月18日は水星が、太陽の東側にもっともはなれるので、今年、一番探しやすくなります。それでも、日没後20度くらいの高さしかありませんので、西の空が低空まで開けた場所を確保して、探してみてください。(図を参考)

2.だれでも見つけられる木星
水星を探した直後、目を東の空に転ずると、かなり高い位置に大変明るい星を見つけることでしょう。これが木星です。

3.火星、土星を観察しよう
さらに夜がふけると、東の空に真っ赤な明るい星と黄色みをおびた明るい星が、2つならんで上ってきます。
赤い星が、5月に地球に最接近する火星で、黄色い方は土星です。
(天体望遠鏡を持っている人は、木星の衛星、土星の輪の観察にもチャレンジしてみてください)

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2016/02/29
3月の空
 今月、アメリカの「LIGO」がついに重力波の直接観測に成功したとのニュースが入ってきました。ノーベル賞級の成果と言われ、日本の「KAGRA」も準備をしていた矢先、先をこされてちょっと残念。ともあれ、宇宙を今までとちがった見方が出来るようになり、本当にワクワクしますね。

 さて、ぜひ見ておきたい3月の空、3点を紹介します。

1.初 級:部分日食の観察
 3月9日(水)10:08(始)〜11:02(最大)〜11:57(終)
学校の授業中とも考えられますので、先生と相談して下さいね。

2.中 級:黄道光(こうどうこう)の観察
 〜3月中旬の日没後(条件のよい日*)
 黄道光を観察するのに適しているのは、まず星のよく見える場所で、月明かりの無い日を選ぶことです。また、西の地平線が充分に開けていて、見通せる場所を選びます。夕方の西の空に舌状の淡い光りの帯が、地平線から空に向かって延びているのが、見えることがあります。
この光りの帯が、黄道光と呼ばれる現象です。 黄道光の正体は黄道面に沿って分布している宇宙塵が太陽の光を散乱させることによって、光っていると考えられています

3.中 級:半影月食の観察
 3月23日(水)18:30くらい〜23:00くらいまで
17:45くらいに東の空に満月が顔を出します。その後50分くらいすると、満月は地球の影の淡い半影部分に入り、「半影月食」を起こして半影中を通り過ぎます。地球の本影の中には入らないので、欠けるわけではなくごくうす暗くなるだけですので、注意していないと気づきません。(写真に撮ると明るさのちがいがわかるでしょう)

以上、チャレンジしてみて下さい。

(日没後の黄道光)

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2016/01/31
田原市少年少女発明クラブ会員募集
今年も1月が終わろうとしています。
平成28年度(4月〜活動)の会員募集を開始します。
申し込み〆切は2月26日(金)です。

申し込み・お問い合わせは
田原市教育委員会文化生涯学習課
電話:23−3635 FAX:22−3811
e-mail:syogaku@city.tahara.aichi.jp
まで

身近な材料を、工夫してものづくりに取り組み、その背後にある原理を理解し応用をめざす、そんな活動にしたいと考えています。
大勢のみなさんの参加をお待ちしています。

(募集要項/活動予定 PDFファイル)

(247KB)

2015/11/25
ふたご座流星群
 12月14日(月)の夜空には3大流星群の1つ「ふたご座流星群」が見られます。
 双子座は、日暮れのころに東の空からのぼり始め、明け方に西の空にいどうしますので、一晩中見ることができます。
今年は月明かりの心配がないので、流れ星の観察には好条件がととのっています。1時間に30個以上の流星が飛ぶのが見られそうです。
 夜の屋外は想像以上に寒いので、防寒の服装や暖かい飲み物をマホービンに準備し、観測にチャレンジしてはいかがでしょうか?
(ふたご座を中心に全天を注目!)

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2015/10/23
夏休み自由研究(工作)作品展示
10月15日〜22日まで、田原市文化会館アトリウムにおいて、市内小学校から出展された、夏休み自由研究に関する作品が展示されています。
ひらめきやアイデアを形にし、努力のあとが見られる作品ばかりです。
なお、この中の5点は、10月31日〜11月1日まで、名古屋市のトヨタ産業技術記念館で開催される、あいち少年少女創意くふう展に出展されます。

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