トピックス & インフォメーション
2015/10/06
連日の快挙! ノーベル物理学賞に梶田氏
15年度のノーベル物理学賞は、東京大学宇宙線研究所長の梶田隆章氏とカナダのアーサー・マクドナルド氏が受賞することに決定しました。受賞理由は、物質をつくるもっとも基本的な素粒子の1つ「ニュートリノ」に質量、つまり目方があることを実証したことです。
「ニュートリノ」は私たちのまわりを飛び回っていて、あまりにも小さい直径(1mmの1000兆分の1以下)で、どんな物質も通り抜けてしまう幽霊のようなはっきりしない、つかまえにくい粒子でした。そして、この粒子には質量はない、というのが定説でした。
梶田さんは平成10年、岐阜県の神岡町にある「スーパーカミオカンデ」を使って、質量を確定し、ニュートリノに質量があることを発見しました。
NHK TV画像より
2015/10/05
ノーベル医学・生理学賞に大村智博士
本年度のノーベル医学・生理学賞は、北里大学特別栄誉教授の大村智博士(80歳)とアイルランド出身ウイリアム・キャンベル博士、中国出身のトゥ・ヨーヨー博士の三氏に贈られる。大村博士は、熱帯の風土病に対して劇的な効果のある成分を、微生物の中から発見している。
土壌1グラムの中には、約1億匹の微生物がいるとされる。大村博士は1970年代から各地で土を採取して微生物を分離・培養し、その微生物が出す化学物質に有用なものがないか調べていた。 「役に立つ物質を作ってくれるのは微生物で、僕は見つけるだけ」と語っている。
2015/09/25
中秋の名月とスーパームーン
9月27日(日)は、旧暦の8月15日にあたり、この日の月は「中秋の名月」とよばれていますね。ススキをかざり、おだんごやサトイモをおそなえにして、お月見を楽しむのがならわしとなっています。
27日は、実は満月ではなく、1日前なので、注意深く見るとまん丸ではなく、少し欠けているのがわかるでしょう。
そして、翌日の28日(月)が満月ですが、いつもの満月とくらべ大きさが14%、明るさが30%それぞれ増して見える特別な満月で、スーパームーンとよばれています。どうしてこんな月が見られるんでしょうかね?
お月見、スーパームーンと2日連続でお月さんを楽しめます。写真をとる人は、日没直後の東の空のお月さんをねらってみてください。